「フッ素」のチカラでむし歯を予防!フッ素の働きとおすすめの使い方
皆さんこんにちは。
埼玉県和光市の「まほろば歯科」です。
皆さん、歯科医院やドラッグストアで「フッ素」という言葉を耳にしたことがあると思います。
フッ素は歯によいと言われていて、お子さんの歯はもちろん、大人の歯まで守ってくれる心強い味方です。
今回は、そんなフッ素の働きや、むし歯予防のためのおすすめの使い方についてご説明いたします。
フッ素は「再石化を促す」「むし歯菌の発育を抑制」「むし歯菌の酸の算出を抑制」
フッ素は「歯の再石灰化を促す働き」をします。歯から溶け出したミネラル分を取り戻す手伝いをして、歯の質を丈夫にしてくれるのです。
さらに、フッ素は「むし歯菌の発育の抑制」や、「むし歯菌が酸を産出する力を抑制」します(e-ヘルスネット「フッ化物利用(概論)」)。
日常的な歯のお手入れにフッ素を取り入れることで、こうした3つの働きによって、むし歯になりにくいお口の状態と歯質に近づくことができるのです。
毎日のケアが大切
よりむし歯になりにくいお口と歯を作るためには、フッ素の活用やそのほかのケアを日々続けることが大切です。
食事のたびに歯は、カルシウムなどが溶け出す「脱灰(だっかい)」と、だ液の働きで再びカルシウムは歯に取り込まれて修復される「再石灰化」を繰り返します。
特に乳歯や生え変わったばかりの永久歯は、未熟で表面がざらついており、酸に弱く非常にむし歯になりやすい状態です。
でももし初期むし歯ができてしまっても、フッ素の活用やその他のケアによって歯が再石灰化すれば、歯が修復されて治癒することもあります。
ただし、初期むし歯が修復されるには半年~1年程度かかるといわれています。
ご家庭でフッ素を上手に利用し、定期的にフッ素塗布を行うことで、むし歯リスクは大幅に下がります。
毎日の歯磨きにプラスして、3ヶ月〜半年に一度は歯科の定期健診受けるようにして、初期むし歯がないかチェックしてもらいフッ素塗布を受けましょう。
フッ素配合歯みがき剤の注意点
多くの実験によってフッ素の安全性は確認されていますが、フッ素配合のハミガキ剤は食品ではないので、わざと飲み込むのはやめましょう。
お子さんの場合は、ひとりですすぎができるようになってから使用するのがおすすめです。
使用量の目安は、3〜5歳までは5ミリ程度、その後14歳までは1センチ程度です。
また、歯磨き後のすすぎは、10~15mlの水を口に含み、1回程度すすぐことがおすすめです。すすぎ過ぎないことで口の中により多くのフッ素が残り、むし歯の予防に効果的に働きます。
まとめ
フッ素は、お子さんの乳歯から大人の歯までむし歯になりにくくしてくれます。
毎日の歯磨きにはフッ素入り歯磨き剤を使い、歯科医院でも高濃度フッ素を歯に塗る予防ケアを受けましょう。
和光駅徒歩5分の「まほろば歯科」ではお子さんは小児歯科、大人の方は予防・クリーニングでフッ素塗布を受けていただけます。
ご家族皆さんで、フッ素で健康な歯を守っていきましょう。