口臭と歯周病の関係性
皆さんこんにちは。
埼玉県和光市の｢まほろば歯科｣です。
気になる方もおおい「お口のにおい」」。
においの強い食べ物などを取った後ならまだしも、普段も自分のお口がにおっていないか不安になったことはありませんか？
口臭にもいろんな種類がありますが、今回は歯周病による口臭についてお話しします。
口臭は、「病的口臭」と「生理的口臭」があり、治療が必要となるのは「病的口臭」です。
病的口臭の原因としては、むし歯や歯周病などのお口の中のトラブルや、全身疾患などが挙げられます。
歯周病などが原因となる「病的口臭」の原因は、「VSC(揮発性硫黄化合物)」によるものです。
そもそも歯周病は、細菌によって歯ぐきが炎症を起こす病気で、炎症により歯と歯ぐきの間の「歯周ポケット」が深くなり、細菌が発生しやすくなります。
お口の細菌が増加すると食べかすを分解して、VSCを作り出してしまうのです。
その他にも歯周病が進行して膿が出ていることも口臭の原因となる場合もあります。
・唾液でチェック
舌の上や歯と歯ぐきの溝部分などを指で触ってみて、付いた唾液の匂いを嗅いでみてください。
唾液が臭いと、それが乾燥して口臭の原因になります。
・コップやビニール袋に息を入れてチェック
この方法は簡単ですが、朝起きた直後は「生理的口臭」と言って、就寝中に唾液が少なくなり、細菌が繁殖しやすいため口臭があります。
唾液が出てくれば解消するので、日常の口臭とは区別してください。
歯周病を予防するためには、以下の3つが大きなポイントになります。
・毎日の歯磨き
お口の中を清潔に保つためには、毎日の適切な歯磨きが欠かせません。
毎日食後に歯磨きする習慣をつけるほか、夜寝る前にも丁寧に歯磨きをするようにしましょう。
・免疫力アップ
疲れやストレス、生活習慣の乱れにより免疫が弱まり、歯周病にかかりやすくなるためです。
バランスのよいお食事をとり、過度な飲酒や喫煙は控え、十分な睡眠を心がけることなどで、免疫力を上げましょう。
・歯科医院で定期検診
歯周病を予防するためには、歯科医院での定期的な検診も大切です。
定期検診では、ブラッシング指導や歯のクリーニングも行っていますし、お口のトラブルの早期発見にもつながります。
とくにお口に異常がなくても、3ヶ月〜半年に1回程度は歯科検診を受けるのがおすすめです。
このように、歯周病が原因となる口臭でお悩みの方は意外と多くいらっしゃいます。
ですが、デリケートなお悩みだけにどの科を受診しいたらいいのかわからなくて相談できずに困っている場合も多いのです。
当院では、口臭についてのご相談も承っておりますので、どうぞお気軽にお越しください。